北海道新幹線、札幌駅直前まで地下?
以前、北海道新幹線の札幌市内について、地下を走行するという話がありましたが、その話が再び出てきました。当初は手稲区の手稲トンネル出口から地上に出る予定でしたが、札幌駅手前までずっと地下を通ることを考えているようです。地上を走るのは、札幌駅の位置がどこになるかによって変わりますが、約1キロになるようです。建設主体の鉄道施設・運輸施設整備支援機構がそのように考え、JR北海道や国交省と調整を始めたようです。年内にも環境アセスメントの手続きを始めます。
2012年に認可された当初計画では、北海道新幹線は西宮の沢付近で地上に出て、札幌駅までの約8キロは函館線に沿って高架を走る予定でした。しかし、手稲トンネル付近は住宅街で、函館線沿線もマンションや商業施設などが増えています。こうなると用地買収に多額の費用と時間がかかり(「なぜ高架化のときに用地を確保しなかったのか?」という疑問はあります)、2030年度までの開業に間に合わない危険性が出てきました。そこで出てきたのが、地下走行案。ルートは地上の場合と大きく変わらず、桑園と札幌の間で地上に出ます。地下の場合は、騒音対策が要らないというメリットもあります。
ただ、地下を走行する場合は、掘削した土砂の処分方法や地下水への影響についてなどの問題が残っています。地下化する場合は、そこを解決する必要があるでしょう。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0177511.html)
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