東急、東京産木材で池上線戸越銀座駅をリニューアル
東急池上線の戸越銀座駅は、開業から約90年を経た駅。この戸越銀座駅が、「いい街 いい電車 プロジェクト」の一環としてリニューアルされます。
それでは、どのような駅にリニューアルされるのでしょうか? 木造駅舎の雰囲気を踏襲したものになります。使われる木材は、東京都内で生産されるもの。東京都でも奥多摩のほうは山があるとはいえ、東京都内の木材を使うとは意外なイメージです。東京の木材でホームの屋根(ホーム全体に屋根がかかります)、トイレの建て替え(トイレの出入口までの段差がなくなります)を行うとともに、駅舎内外装を改修します。それとともに、商店街と連携した駅施設のデザインやまちの情報発信機能等を整備し、まちの話題づくりと来街促進を図ります。9月に着手し、2016年夏に竣工する予定です。
「木になるリニューアル」と言われる戸越銀座駅のリニューアルは、「平成27年度東京都森林・林業再生基盤づくり交付金事業」において採択を受け、補助を受けています。東京都内の鉄道施設としては初めての事例となります。
(追記1)
東急1000系のうち1017編成について、2016年3月、紺と黄色のツートンカラーにラッピングされました。紺と黄色のツートンカラーは、かつての東急の標準色です。戸越銀座駅のリニューアルとタイアップした事業で、車内が木目調に、吊革が木製になるなどの変更がなされています。
(追記2)
当初の予定より遅れ、戸越銀座駅のリニューアルは2016年12月11日に竣工しました。
(参考:東急ホームページ http://www.tokyu.co.jp/file/150821-1.pdf、「鉄道ファン」2016年6月号 交友社、railf.jp http://railf.jp/news/2016/03/19/204500.html、http://railf.jp/news/2016/12/12/160000.html)
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