えちぜん鉄道、9月27日に新幹線乗り入れでダイヤ改正
以前にも書きましたが、えちぜん鉄道は9月27日に、福井-福井口間において、新幹線用高架橋(800メートル)を使った仮線営業運転を始めます。福井駅付近連続立体交差事業(えちぜん鉄道高架化)の進捗に伴うもので、3年間新幹線の高架上を走ります。福井駅、新福井駅は現駅の西側にある新幹線高架上に移転し(このため福井駅でのJR線との乗り換え所要時間が現行より5分ほどかかり、10分程度を要すると見られています)、福井口駅は現駅の南側にあるJR在来線高架下に移転します。踏切は2か所解消し、将来は東西19か所の道路が通行できるようになります。
新駅もできます。同じ9月27日に、三国芦原線福井口-西別院間にまつもと町屋駅を開業させます。福井口駅から約1キロ、西別院駅から約600メートルのところにできるこの新駅は、行き違いなしの高床ホーム1本だけの無人駅です。西別院方に屋根付きスロープ、福井口方に階段、福井口方と西別院方の双方に短いながらホーム屋根がつきます。まつもと町屋駅には、三国芦原線の全列車が停車します。このまつもと町屋駅も、福井鉄道福武線との連絡運賃制度「フェニックス田原町ライン」の対象駅となります(田原町経由に限ります)。年間3~4万人がこの新駅を利用すると見られています。
今回の改正と同時に、勝山永平寺線の福井口-越前開発間が単線化されます(福井-新福井間は現行と同じ複線のままです)。福井口駅が2番線までの駅となり、越前開発駅が1番線のみの駅となります。上下ともに同じ乗り場から発着します。
新幹線乗り入れなどこれらの施策に伴い、9月27日から勝山永平寺線、三国芦原線のダイヤ改正を行います。数分程度の変更があるようです。
(追記)
新しく高架になった新福井には、構内踏切があるようです。地上と連絡する階段やエレベータがひとつしかないからです。
(参考:えちぜん鉄道ホームページ http://www.echizen-tetudo.co.jp/railway/image/timetable_150927.pdf、福井新聞ホームページ http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/railway/78414.html、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/150826/rgn1508260028-n1.html、「鉄道フォーラム」の記事(有料) http://www.railforum.jp/app/bbs.php?Xbno=84&Xvno=2146)
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