京急、朝の上りに「ウィング号」設定
京急は12月5日にダイヤ改正を行います。
このダイヤ改正の目玉は、朝ラッシュ時の上りに「ウィング号」(名称:「モーニング・ウィング号」)を設定するということ。平日夕方の下りに着席整理券を購入することで座って帰宅することができる「ウィング号」は1992年から運行されていますが、その反対版ができるのです。朝のラッシュ時に座って通勤できるのです。車両は2ドア、クロスシートの2100形です。
「モーニング・ウィング号」は2本運行されます。三浦海岸6:09発品川7:28着の1号と、三浦海岸7:56発泉岳寺9:22着の2号です。さすがにラッシュのピーク時ではなく、早い時間と遅い時間に1本ずつ設定されます。「モーニング・ウィング号」の乗車駅は三浦海岸、横須賀中央、金沢文庫、上大岡の4駅(快特の停車駅よりかなり少なく、思い切った設定です)、降車駅は品川、泉岳寺の2駅です。乗車するには、運賃のほかに乗車整理券(300円、子供も同額)が必要です。月単位で発売される1か月券(5500円)というものもあります。なお、乗車整理券は下りも現行の200円から値上げされます。
その中の主な改正内容は、羽田空港がらみです。羽田空港発着の深夜便増加に対応して、平日も休日も、夜間の「エアポート急行」を増発し、品川・都心方面や横浜方面を結ぶ羽田空港発着の直通列車を増やします。その他も若干の変更があるようですが、詳細な内容は11月上旬に改めて発表があります。
(追記)
京急沿線の横須賀市は、もともとの人口が多いこともあって、日本で一番人口減少数が多いとされています。「モーニング・ウィング号」の新設は、横須賀市の人口減少を食い止めることを助ける目的もあるようです。
(参考:京急ホームページ http://www.keikyu.co.jp/company/news/2015/20150909HP_15083MT.html、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2015/09/10/259747.html、「鉄道ジャーナル」2016年3月号 鉄道ジャーナル社)
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