特急電車も「アンパンマン列車」
JR四国には車両の外観、内装ともに「アンパンマン」のキャラクターが描かれた、「アンパンマン列車」が土讃線にも予讃線にも走っていますが、すべてディーゼルカーで、電車ではありません。
しかしJR四国は2016年春、8000系特急電車についても「アンパンマン列車」を登場させます(運転開始日、運転時刻は決まり次第、発表されますが、1日に2~3往復するようです)。8600系導入により、一部ディーゼルカーのまま残っている予讃線(松山以東)の特急を電車に置き換えるからです。「アンパンマン列車」になるのは8両、岡山・高松-松山間で運転します。これまではディーゼルカーだったので松山-宇和島間も走っていたのですが、電車になるとこの区間は走ることができません。
デザインコンセプトは、「虹の架け橋」。本州と四国を結ぶ予讃線のコンセプトシンボルとして、「アンパンマン」の「五色の虹」を採用しました。虹には、この「アンパンマン列車」に乗る親子にとって、会話の架け橋になってほしいというメッセージも込められているようです。外装デザインは白をベースに、沿線の瀬戸内海の海や山にも映える、鮮やかな虹で各車両を結ぶというものにするようです。各車両には「アンパンマン」のキャラクターのほか、沿線に因んだ「ミカンぼうや」、「うどんちゃん」などが描かれています。また、「アンパンマンシート」などの車内デザインは後日発表されますが、1号車の指定34席のうち16席のシートに「アンパンマン」のデザインを施します(2~8号車は「アンパンマン」に興味のない人に考慮して、天井部分のデザインを変えたのみです)。事業費は2000~3000万円です。
(追記)
8000系による「アンパンマン列車」は2016年3月26日に運行を開始します。岡山-松山間は2往復、高松-松山間は3往復、新居浜-松山間も1往復します。また、これまで走っていた2000系「アンパンマン列車」は3両が残り、「宇和海」として松山-宇和島間を4往復します。
(参考:JR四国ホームページ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/20150928%2003.pdf、http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2015%2012%2028.pdf、四国新聞社ホームページ http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20150929000149、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/150929/rgn1509290070-n1.html、「鉄道ジャーナル」2016年5月号 鉄道ジャーナル社)
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