「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」、金沢-糸魚川間も乗車可能に
10月14日の「鉄道の日」を記念して、JR西日本は例年通り、JR西日本の普通列車普通車自由席及びJR西日本宮島フェリーを自由に乗り降りすることのできる、「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」を9月19日から10月18日まで発売しています。この「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」は今日(10月3日)から10月18日まで利用できるのですが、利用可能エリアが拡大されることになりました。
JR西日本、JR西日本宮島フェリーのほかに利用できるようになったのは、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道の金沢-糸魚川間。当然ながら、途中駅でも乗降できます。3月まではJR西日本の北陸線だったところですが、北陸新幹線開業により分離され、IRいしかわ鉄道等の第三セクターになりました。
「青春18きっぷ」の10月版と言える「秋の乗り放題パス」(ただし、子供料金があり、連続する3日間有効という点が、「青春18きっぷ」と違います)には、IRいしかわ鉄道の金沢-津幡間、あいの風とやま鉄道の高岡-富山間についても通過利用できるという特例があります。飛び地となっている七尾線、氷見線、城端線を利用できるようにするための特例です。しかし、JR西日本だけの「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」の場合、それでは不十分なのです。七尾線はともかく、氷見線と城端線は別料金を払わないといけないのです。というのも、富山までは高山線経由で行くことになりますが、猪谷以南はJR東海のエリアなのです。このことは、大糸線についても言えます。大糸線も南小谷以南はJR東日本のエリアで、このままでは別料金を払わないといけないようになるのです。
要するに、氷見線、城端線、高山線、大糸線も追加料金なしに利用できるようにするために、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道の金沢-糸魚川間もエリアに加えたのです。このことにより値上げはなく、大人3000円、子供1500円のままです。金沢以遠も糸魚川まではJR時代と同様に使えるので、富山方面に出かける際には朗報です。本家の「青春18きっぷ」でも並行在来線は利用できるようになってもらいたいところですが、値上げは必要でしょう。特例が増えて、ルールが複雑になるという問題も出てきます。なかなか難しいところです。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2015/09/page_7655.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/09/page_7583.html)
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