磐越西線、郡山市内に新駅
磐越西線で郡山の隣の駅は、喜久田。郡山から7.9キロも離れています。
そこでJR東日本は、磐越西線郡山-喜久田間に新駅を設置することにしました。福島県内にJRの駅が設置されるのは、1987年3月に開業した、いわき市の磐越東線江田以来です。郡山市内に限って言えば、1929年の水郡線磐城守山、谷田川以来です。新駅の名前は、郡山富田<こおりやまとみた>。郡山から3.4キロ、喜久田から4.5キロのところにあります。市道内環状線との立体交差から東に約100メートルのところです。近くに奥羽大や郡山北工業高校があり、住宅地の開発で人口が増えています。2016年秋ごろには福島県のふくしま医療機器開発支援センターが開所する予定で、災害公営住宅も建設されます。JR東日本は1日の利用者を1000人と想定しています。
2017年春ごろの開業を予定している新駅は、地元自治体の要望によりJR東日本が整備する請願駅の扱いとなっています。事業費約20億円は、郡山市が負担します。6両対応のホーム1本で、上屋は3両分のみです。交換設備はありません。待合室と倉庫が線路の南側にありますが、無人駅となっています。地元郡山市は、交通広場、駐輪場、トイレ、跨線人道橋(線路の北側に行くためのもの)を整備します。車いす利用者や自転車も乗ることができる、24人乗りの大型エレベータもあるようです。
(参考:JR東日本仙台支社ホームページ http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2015/09/koriyamatomita.pdf、郡山市ホームページ http://www.city.koriyama.fukushima.jp/shise/citysales/sineki.html、福島民報ホームページ https://www.minpo.jp/news/detail/2015091625339、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150916_63044.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/life/travel/rnews/20150916-OYT8T50053.html)
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