京成、12月5日改正で「シティーライナー」廃止
京急がダイヤ改正を行う12月5日、都営浅草線を介して相互直通運転を行う京成、北総もダイヤ改正を行います。
京成は有料特急中心のダイヤ改正。朝夕に京成上野-成田空港(または京成成田)間に「モーニングライナー」、「イブニングライナー」を走らせていますが、その停車駅に京成船橋を追加します。京成船橋では3号車と7号車の2か所から乗降できます。また、今回の改正から号車指定(定員制)から全席座席指定とし、チケットレスサービス(会員登録要)も利用できます。
「アクセス特急」については、成田空港発最終の発車時刻を15分繰り下げ、22:49発とするとともに、22:03発を追加します。夜に成田空港に到着した人の利便性が向上します。
なお、これまで休日に1往復していた「シティーライナー」ですが、定期列車としての運転を取りやめます。以前にも書いたように遠回りのため遅く、しかもかつての栄光が忘れられないのか特急料金が高いままでは利用されないのは当たり前です。こまめに停車し、特急料金を下げないといけなかったのでしょう。
北総も同じ12月5日にダイヤが変わります。平日の帰宅時間帯の改善が主体です。平日の夜間及び深夜時間帯(日本橋20~23時台)に下り特急を4本新設します。これにより日本橋-千葉ニュータウン中央間の所要時間を約3分短縮します。北総線内の特急停車駅は、京成高砂、東松戸、新鎌ヶ谷、そして新鎌ヶ谷から終点印旛日本医大までの各駅です。そのほか、これまで平日の18時以降に京成高砂を出る下り普通列車の運転間隔が5~23分とバラバラでしたが、改正後はおおむね約15分間隔と均等化されます。京成高砂では、都営浅草線から京成本線に向かう快速特急、通勤特急から北総の普通列車等に乗り換えができるようになり、所要時間が現在に比べて2~6分短縮します。
(追記)
12月5日のダイヤ改正で出番のなくなった「シティーライナー」ですが、年始の休日(1月1~3日、9~11日、16日、17日、23日、24日、30日、31日)に上野-成田間を1日1往復運転します。「シティーライナー」用のAE100形で運転します。
なお、大みそかの終夜運転において、上野-成田間に1往復、「シティーライナー」を運転します。こちらは「スカイライナー」用の車両で運転します。
(参考:京成ホームページ http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/151022_01.pdf、http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/151203_01.pdf、北総鉄道ホームページ http://www.hokuso-railway.co.jp/data/topics/195/20151022165855.pdf)
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