「はくたか」速達化か?
JR西日本の真鍋社長は10月21日に行われた記者会見で、北陸新幹線で停車駅が多い「はくたか」について、次回のダイヤ改正(2016年3月?)で停車駅を少なくすることにより、速達化を図る考えを示しました。速達型の「かがやき」は日中に運転されず、「はくたか」ばかりだからです。一部の「はくたか」には長野県内で停車駅を絞った、やや速いものもありますが、それでも「かがやき」よりは停車駅が多いので、遅くなります。北陸新幹線は東京-上越妙高間をJR東日本が管轄していますので、そのJR東日本と調整を進めているとのことです。
しかし問題は、JR西日本エリアでは「はくたか」よりも「かがやき」のほうがよく利用されていますが、JR東日本エリアでは逆に「はくたか」のほうが利用されているということ。代替の「あさま」あたりを増発しない限り、「はくたか」を速達化するために長野県内の停車駅を減らすわけにはいきません。
そうなったら、「はくたか」の長野以遠も通過運転することによって速達化を図るしかありません。飯山と同じように、糸魚川や黒部宇奈月温泉を通過する「はくたか」をつくるとすると、これらの駅に停まる列車の数が減ってしまいます。いくら利用者が少ないとはいえ、難しいところです。
さて、新高岡には臨時列車でありながら毎日1往復の「かがやき」が停まっています。この冬も継続して停まります。しかし、利用実績はあまり芳しくないようです。もともと1年間停める予定だったのですが、この調子では定期列車の停車を望むのは厳しいようです。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151022-OYT1T50009.html、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/151023_00_hokuriku.pdf)
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