「ICOCA」、不足金額のみのチャージ可能に
JR西日本のICカード、「ICOCA」。累計の発行枚数は1100万枚を超え、「Suica」や「PASMO」ほどではありませんが、よく使われています。
その「ICOCA」ですが、10月1日からチャージの入金額の種類を増やします。「ICOCA」だけでなく、「ICOCA」エリアで利用することのできる全国相互利用交通系ICカードも同様にできます。まずひとつは、「500円チャージ」の開始。これまで、「ICOCA」のチャージ額は1000円、2000円、3000円、5000円、10000円の5種類でしたが、これに500円が加わります。「500円チャージ」ができるのは「ICOCA」マークのある自動券売機、のりこし精算機であり、チャージ機能付きの無人駅自動券売機は対象外です。また、「SMART ICOCA」のクイックチャージは、3000円、5000円、10000円の3種類のみです。
もうひとつは、のりこし精算機における「不足額チャージ」。これまで降車時に「ICOCA」の残額が不足している場合は、のりこし精算機で不足額を精算し、そのときに出力される磁気券の「出場証」を自動改札機に入れて改札を出ましたが、それが不足額だけをチャージして、そのまま「ICOCA」で自動改札機を利用することができるようになります。これも「ICOCA」だけでなく、「ICOCA」エリアで利用することのできる全国相互利用交通系ICカードも同様にできます。チャージする金額は不足額を10円単位で切り上げた金額となります。例えば120円区間で残額が105円のとき、120-105=15なので、10円未満の端数を切り上げた20円をチャージすれば、ICカードのまま改札を出ることができるのです。ただし、鶴橋や加古川にあるのりつぎ精算機や新大阪などにある新幹線のりつぎ精算機では「不足額チャージ」はできません。のりこし精算機で「ICOCA」とほかのきっぷや「オレンジカード」を組み合わせて精算する場合も「不足額チャージ」はできません。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/09/page_7636.html)
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