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山手線E235系、中づり広告継続

 山手線にこの秋投入されるE235系ですが、11月30日から運行を開始します。大崎を15:18に出て、外回りを7周します。

 このE235系ですが、当初、中づり広告はないことになっていました。代わりに液晶画面を1両当たり28面設けることになっていました。現在の3.5倍の数字です。ところが、広告主や利用者から中づり広告の存続を求める意見が出てきました。

 広告主からの意見は、液晶画面による広告は山手線だけで、その山手線だけに映像用の別広告をつくるのは手間がかかるということです。将来的にはE235系だらけになって映像用の広告しか作らなくなるということもあるでしょうから、今は過渡期ということなのでしょう。そういえば、首都圏でも関西圏でも液晶画面の広告は自社のものが多いように感じられます。利用者からの意見は、紙媒体のほうが見やすいということで中づり広告の存続を求めています。

 そこでJR東日本はE235系でも中づり広告を存続することにして、広告をつるす部品を新たに設置することにしました。1両に6か所まで掲示できるようになり、1編成を1企業が半月1430万円で借り切るかたちで販売します。ちなみに山手線の中づり広告の値段は、JR東日本の車内広告の中でも利用者が多いため高額のようで、各車両に1枚ずつ2~3日掲載する場合で、180万円かかります。

(追記1)
 JR東日本は営業運転開始の前日の11月29日に、E235系の初乗りツアーを実施します。横須賀線に向けて走ります。E235系は片道のみの乗車で、復路は普通列車のグリーン車に乗ります。

(追記2)
 11月30日にデビューしたE235系ですが、トラブルが相次ぎ、途中で運転を打ち切りました。翌日の12月1日の運行は見合わせる予定です。その後も、当分の間はE235系の運転を見合わせるとのことです。

(追記3)
 JR東日本はトラブルの原因となったプログラムを改修し、2016年3月1日から運転を再開する方針です。

(追記4)
 E235系の営業運転は2016年3月7日午後から再開します。当面は1日5周程度しかしないようです。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/select/news/20151013k0000e040118000c.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASHBF4J6YHBFUTIL031.html、http://www.asahi.com/articles/ASHD102M2HCZUTIL06D.html、http://www.asahi.com/articles/ASJ3454GMJ34UTIL03V.html、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2015/10/29/633/、東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015120502000153.html、FNNホームページ http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00316584.html)

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