田園都市線宮前平駅にホームドア
東急は2020年度を目標に東横線、田園都市線、大井町線の全駅にホームドアの設置を進めていますが、田園都市線の宮前平駅にホームドアを設置します。田園都市線で初めてのホームドア設置駅となります。下りホームは10月中に、上りホームは12月中を目途に供用を開始します。
ところが田園都市線でホームドアの設置が進まなかったのは、4ドア車と6ドア車が混在しているため。東急は45両ある6ドア車を4ドア車に置き換えることによってホームドアの設置を進めますが、それが完了していないのにホームドアを設置するのです。一時期つきみ野駅で行っていたロープによるものではなく、ちゃんとしたホームドアです。
どうやって4ドア車と6ドア車が混在している路線でホームドアを導入できるのでしょうか? そのからくりは、ホームドアを車両から離れた場所に設置すること。ホームドアは4ドア車に対応したかたちで設置しますが、ホームドアと車両との間が離れているので、6ドア車の場合でもホームドアと車両との間を歩くことによって、4ドア車と6ドア車が混在している路線でもホームドアを導入することができるのです。そのためにはホームの幅がある程度広くなければならず、その点で比較的ホームの幅がある宮前平駅が選ばれたのです。
もちろん、この場合、安全性に問題があります。駆け込み乗車はシャットアウトできるとはいえ、ホームドアと車両との間に人がいるのですから。ただ、何もしないよりはずっと良いです。4ドア車に統一すれば通常のホームドアにすればいいのですから。
(参考:東急ホームページ http://www.tokyu.co.jp/company/news/list/?id=2320、タウンニュース http://www.townnews.co.jp/0201/2015/10/09/303081.html)
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