新潟BRTの専用レーン設置を早める?
9月5日に開業した新潟市のBRT、「萬代橋ライン」ですが、定時性の確保が問題となっています。BRTと言いながら、専用道、専用レーンがないためです。そのほかにもいろいろ問題があるようです。
もともと新潟BRTも専用レーンを整備する計画でしたが、その時期は2019年度ごろとかなり遅いものでした。ところが、BRTの遅れが発生していることから、専用レーンの設置を早めることにしました。専用レーンは新潟駅前-古町間(約2キロ)に設置されるようです。この区間は大部分が6車線道路なので、専用レーンをつくりやすいところです(ただ、この区間はほとんどが国道なので、国との調整が必要なようです)。2016年度に専用レーンを試行する社会実験などを始める予定です。
専用レーンはすぐにはできませんが、できるところから改善を図っていきます。9月26日にダイヤ改正を行い、連節バスは一部のバス停だけに停まる快速となります(平日は28往復、休日は14往復)。新潟駅前-青山間で、万代シティ、古町、市役所前にしか停まりません。これにより遅れを防ぐ効果がありますが、通過する停留所は本数が減ります。
新潟交通は2016年春に大規模なダイヤ改正を行う予定ですが、その前に12月中旬に冬ダイヤを設ける予定です。冬場の定時性確保のためです。また、改善が必要なものがあれば、冬ダイヤの前でも行う方針です。
(追記1)
12月16日から行われる冬ダイヤでは、降雪などで混雑する冬季において定時性を確保するため、BRT(新潟駅前-青山間)の平日は現行の309便から1割少ない278便に減便しています。休日は192便と変わりません。また、新潟駅前-青山間の所要時間は22~27分から23~32分に伸びています。
(追記2)
新潟交通は2016年3月26日にダイヤ改正を行います。快速の停車バス停に本町と第一高校前の2か所を加えるとともに、BRT以外でも新潟の中心部に直通することのできる直行便を増やします。平日は126便増えて226便に、休日は0便から126便になります。
(参考:日経ケンプラッツ(会員登録要) http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/cntnews/15/100900083/?bpnet&d=1444769229957、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/150919/rgn1509190016-n1.html、http://www.sankei.com/region/news/151121/rgn1511210038-n1.html、http://www.sankei.com/region/news/160227/rgn1602270022-n1.html、新潟日報ホームページ http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20151016211502.html)
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