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フリーゲージトレイン、トラブルの原因判明か?

 フリーゲージトレインの走行試験中に車軸付近においてのトラブルが発生してから1年になります。その間進展がなかったので、長崎新幹線にフリーゲージトレインを導入することを断念するというも出ましたが、鉄道建設・運輸施設整備支援機構やJR九州が原因の究明及び対策の検討を行った結果、どうやらトラブルについての検証に一定のめどが立ったようです。27日の国交相の記者会見で明らかになりました。国交省は、12月に行われる学識者でつくる軌間可変技術評価委員会において、原因の特定や改善策を審議します。ここでの審議の結果でフリーゲージトレインの試験を再開するかどうかが決まります。

 フリーゲージトレインの試験が再開されればいいのですが、この委員会の審議結果次第では、フリーゲージトレインの試験が再開されないこともあります。そうなると長崎新幹線を暫定的には途中駅での乗り換えで対応し、将来的には全線フル規格でつくるという話が勢いを増します。フリーゲージトレインはすでに1997年からの開発で434億円も投じているのですが、これが無駄になってしまうのです。

 全線フル規格になれば、博多-長崎間はもちろんのこと、新大阪-長崎間も直通でき、速い時間で行くことができます。しかし、ここでネックになるのはお金。現在のフリーゲージトレインでは、佐賀県の負担額は約225億円。これがフル規格になると、800億円になります。しかも、この試算は20年近く前の1997年のもの。今再計算すると、1.5倍や2倍になるともいわれています。
(参考:佐賀新聞ホームページ http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/254331)

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Tracked on 2015.11.30 10:13 PM

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