阪急神戸線、宝塚線にラッピング列車
阪急は今年1月から京都線で、ラッピング列車「古都」を運行しています。それに引き続いて、神戸線、宝塚線においても、11月1日から2017年11月末までの2年余り、沿線の観光スポットなどをラッピングで描いた列車を1編成(8両)走らせます。
ラッピングがなされるのはともに、1・3・6・8両目。神戸線は、神戸市出身のイラストレーター、わたせせいぞう氏による沿線の観光スポットのイラストが描かれています。神戸三宮方から1両目(神戸)は神戸港やポートタワー、3両目(灘・六甲)は六甲山や王子動物園、6両目(西宮・夙川)は夙川の桜や西宮北口のカリヨン広場、8両目(神戸)は北野異人館です。宝塚線は、宝塚線沿線にゆかりの深い手塚治虫氏の人気キャラクターとともに観光スポットが描かれています。宝塚方から1両目、8両目(宝塚)は宝塚大劇場や手塚治虫記念館、「リボンの騎士」や「火の鳥」、3両目(池田・川西)は源氏まつりや五月山、「三つ目がとおる」や「ふしぎなメルモ」、6両目(箕面・豊中)は箕面大滝や服部緑地、「鉄腕アトム」や「ブラックジャック」です。
車内にも特徴があります。通常の広告に代えて、神戸線の車内にはラッピングのもととなったデザインを掲出しています。また、わたせ氏の絵らしく、ラブストーリーが裏のテーマとしてあるようです。そのラブストーリーをドア横ポスターにシリーズで掲出します。全8話で3か月ごとに2話ずつ更新されます。宝塚線の車内には観光スポットを人気キャラクターとともに車内広告で紹介し、手塚氏と沿線各所のゆかりをドア横ポスターに掲出します。
神戸線、宝塚線のラッピング列車についても愛称を募集しています。採用された愛称は2016年3月初旬からヘッドマークや車両側面(ラッピングのされていない残りの4両)に掲出されます。阪急主要駅で配布されている応募用紙(阪急電鉄ホームページからダウンロード可)に必要事項を記入のうえ、郵送します。12月25日必着です。結果は2016年1月下旬に受賞者に直接通知されますが、最優秀賞は記念品(楯)とホテルディナー券(神戸線は六甲山ホテル、宝塚線は宝塚ホテル)2人分などです。
(追記1)
阪急神戸線、宝塚線のラッピング列車の愛称が決まりました。神戸線は「爽風<kaze>」、宝塚線は「宝夢<YUME>」です。新たにヘッドマークデザインもつくられ(神戸線はわたせ氏の描き下ろし、宝塚線は手塚プロダクションの監修)、2016年3月27日から運行を開始します。
(追記2)
2018年3月17日から2019年3月31日(予定)まで、沿線の観光スポットなどを新たにデザインしたラッピング列車が登場します。
神戸線(「爽風」)はイラストレーターの中村佑介氏、宝塚線(「宝夢」)は漫画家の池田理代子氏、京都線(「古都」)はイラストレーターの永田萠氏が手掛けます。なお、「爽風」などの愛称は、2017年11月まで各線で運行していたラッピング列車のものをそのまま引き継いでいます。
(追記3)
阪急神戸線、宝塚線、京都線のラッピング列車はデザインをリニューアルし、2018年11月17日から新たに運行を始めます。運行期間は2019年10月31日までに延長されます。
(参考:阪急ホームページ http://www.hankyu.co.jp/files/upload/pdf/151020.pdf、http://www.hankyu.co.jp/company/news/pdf/4031.pdf、http://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/5800.pdf、阪急阪神ホールディングスホームぺージ https://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/6422_e4f3287602e08b63081d38379752678522fede6a.pdf、神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201510/0008528204.shtml)
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