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あいの風とやま鉄道も利用者が増えていた

 3か月ほど前の記事ですが、備忘録を兼ねて書きます。

 以前、IRいしかわ鉄道の利用者数がJR時代に比べて増えていた、という記事を書きましたが、同じ傾向があいの風とやま鉄道にもみられるようです。

 あいの風とやま鉄道が8月13日に発表した数字によれば、2015年4月から6月の1日当たりの利用者数は約4.32万人。富山県並行在来線対策協議会が2011年度に調査したときの数字である、4.02万人を7.5%上回っています。定期券利用者よりもそれ以外の伸びのほうが大きく、北陸新幹線や(関西方面からの)特急に乗って富山を訪れ、あいの風とやま鉄道に乗る観光客やビジネスマンが数字を押し上げているようです。混雑している列車もあり、9月7日からは平日に2本増発を行っています。

 輸送密度について言えば、4月から6月までの平均値は8063人で、開業前の予測の7383人を9.2%上回りました。年換算すると、全体の輸送密度は8139人、富山で分けると富山以西が12029人、富山以東が5373人と、高岡、そしてその先には金沢もある西側のほうが当然ながら数字は良いです。1日当たりの駅別乗車人員(推計値)では、一番多いのが富山約12000人、2位が高岡の約6500人、3位が小杉の約3400人です。ただ、この数字には異議を唱える動きがあり、魚津市が独自で調査した数字によれば、魚津の平日(10月8日)の乗車数は前年を17.7%下回る1901人、休日(11月1日)はさらに低く前年を40.2%下回る1380人でした。あいの風とやま鉄道が魚津の1日当たりの乗客数を、2014年の2311人を8%上回る、2496人としているのに比べると、正反対の結果となっています。魚津市は、これまで乗降客の25~30%を占めていた特急が廃止されたため、乗車数が減っていると考えていますが、真実はどこにあるのでしょうか?
(参考:日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO90520670T10C15A8LB0000/、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20151103/CK2015110302000040.html)

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