新幹線できても青森-函館間ではほとんど短縮せず
北海道新幹線が開業すると新青森-新函館北斗間は最速1時間1分で結ばれますが、新青森も新函館北斗も町の中心部にあるわけではありません。それでは、かつてのターミナル駅、青森-函館間では新幹線によってどれだけ短縮されるのでしょうか?
新函館北斗からは「はこだてライナー」で函館に行くことになります。新函館北斗での乗り換え時間を含めると、新青森-函館間の最速は1時間28分となります(新青森発の数字、函館発の最速は1時間31分)。次は新青森-青森間ですが、今のところ新青森-青森間の詳細なダイヤが明らかではないので正確なところはわかりません。そこで現行の新青森-青森間の所要時間(新青森発は6分、青森発は5分)と新青森での最短乗り換え時間8分を足すと、青森-函館間の最速は青森発が1時間41分、函館発が1時間45分となります。
しかし、現在の在来線特急(「スーパー白鳥」、「白鳥」)の最速は青森発が1時間51分、函館発が1時間50分。新幹線と違って、青森と函館を乗り換えなしでダイレクトで結ぶので、ほとんど所要時間の短縮はないのです。新青森でスムーズに接続したとしても、青森発で10分、函館発で5分しか短縮しないのです。東京-函館間のようにそれなりにスピードアップすればともかく、青森-函館間で見れば所要時間はほとんど短縮しないのに料金は思いっきり上がるので、ありがたみは薄いです。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0216409.html)
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