富山地鉄と富山ライトレールの接続は2020年3月の予定
北陸新幹線開業と同時に富山地鉄の路面電車が新幹線高架下に乗り入れたのは記憶に新しいところですが、それで完成したわけではありません。最終的には在来線部分も高架化されたのち、富山ライトレールも延伸されて富山地鉄の路面電車とつながるのです。
ここまでの話は以前にも書いたのですが、12月7日、国交省は富山市、富山地方鉄道及び富山ライトレールから申請がなされていた地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の規定に基づく軌道運送高度化実施計画の変更認定事案について、申請の通り認定したことを発表しました。これまでに書いたものと重複するところがありますが、改めて記事にします。
建設計画の申請区間は富山駅-奥田中学校前間1.19キロ、事業費は約20億円です。富山駅北停留場を在来線高架下に約90メートル移設し、駅名を(新幹線高架下と同じ)富山駅にします。インテック本社前-奥田中学校前間にバリアフリー対応の永楽町停留場(仮称)を設け、永楽町-奥田中学校前間(約340メートル)を複線化します。また、軌道となっている富山駅-奥田中学校前間は上下分離し、既存軌道施設とLRV車両(追加される1編成を含みます)を富山市に譲渡します。事業期間は複線化工事が2016~2020年度、軌道延伸工事が2018~2019年度で、2020年3月に開業する予定です。
運行計画は平日66本、休日62本。オフピーク時(富山駅以北15分間隔)には2本に1本が富山駅を越えて富山地鉄の路面電車に乗り入れます。岩瀬浜から富山駅を通り、環状線をぐるっと回り、富山駅に戻るのです。所要時間は約55分です。運賃は富山ライトレールの現行と同じ、200円です。ただ、建設計画から考えて富山駅以北のことでしょうから、富山地鉄に乗り入れても200円のままなのかはわかりません。
(参考:国交省ホームページ http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo03_hh_000069.html、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2015/11/24/264812.html)
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