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新潟BRT、昼間は中心部直通か?

 BRTの導入によって、新潟のバス路線が再編され、乗り換えが必要な路線も出てきました。都心で重複しているバス路線を整理することにより、全体としてバスサービスを充実させることを狙いとしていたのですが、バス同士を乗り換えさせることにはどこでも抵抗感が強く、新潟でも同じ傾向があります。

 11月30日に新潟交通が発表したBRT開業後のバス利用者数や定時性率(遅れが3分未満だったバス停の割合)などの運行データ(9月5~30日分)によれば、直通のまま残った路線は利用者が増えましたが、大半が乗り換えとなった路線では大きく減少しているところもあります。新規路線はさらに利用者数は低いのが現状でした。ちなみにBRTの「萬代橋ライン」の1便当たりの平均利用者数は43.0人と公表された35路線中では最多でしたが、定時性率は開業直後に混乱したため、56.9%でした。半分近くが3分以上遅れたことになります。もっとも、9月26日のダイヤ改正で連節バスの快速運行などが行われ、最近は改善されています。

 また、中心部に直通するバスが減ったため、中心部の古町、本町の客足が減ったと言われています(ただし、古町や本町の客足が減っているのはBRTが運行開始する前からの長期的な傾向であり、BRTに責任を負わせるのは正しい見かたではありません)。そこで、2016年春のダイヤ改正で、連節バスを本町にも停め、昼間(10~16時)のダイヤを変えます。市役所乗換えの路線を古町、本町乗り換えにするようです。
(参考:新潟日報ホームページ http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20151209222360.html、http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20151202220905.html、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/151208/rgn1512080017-n1.html)

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