東京と大阪を北陸経由で結ぶフリーきっぷ、ただし外国人のみ
急激に増えている訪日外国人旅行者。その需要を取り込むため、JR東日本とJR西日本は、新たな切符を発売することになりました。
2016年4月1日から通年で発売されるその切符の名前は、「東京・大阪『北陸アーチパス』」。成田空港から東京(23区内のJR線と東京モノレールを含みます)、北陸新幹線、北陸線(湖西線、米原経由も可)、関西(大阪を中心に、京都、神戸、宝塚、奈良も含みます)を経て関西空港までが乗り放題です。北陸エリアでは、大糸線(南小谷以北)、高山線(猪谷以北)、氷見線、城端線、七尾線(のと鉄道七尾-和倉温泉間を含みます)にも乗ることができ、通過利用のみに限られますが、あいの風とやま鉄道富山-高岡間、IRいしかわ鉄道津幡-金沢間にも乗車できます。連続7日間有効で、海外で購入する場合は24000円(国内で引き換えます。子供半額)、国内で購入する場合は25000円(子供半額)です。しかも、このエリア内では、新幹線、特急の普通車指定席も無制限で乗ることができます(「はるか」は普通車自由席のみ)。
ただ残念なことに、このホームページを見ている人のほとんどは、この切符を購入することができません。日本国以外のパスポートを所持している外国籍の人(日本滞在日数が90日以内の短期滞在者)のみが対象で、引換、購入時にはパスポートの確認を行います。この「東京・大阪『北陸アーチパス』」をそっくりそのまま日本人にも使えるようにしろ、とは言いませんが、アレンジして企画切符にするのも面白いのではないでしょうか? 東海道新幹線で真っすぐ西を目指すのではなく、北陸新幹線で便利になった北陸を通って西に行くというのは。最短でも5時間かかりますが、途中下車しながら行くのもまた楽しいです。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2015/20151101.pdf)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「JR東日本」カテゴリの記事
- 春も只見線に臨時列車(2023.01.30)
- 塩尻-長野間の臨時特急は「信州」(2023.01.31)
- 都会の通勤定期でローカル線を維持する必要はない(2023.01.26)
「JR西日本」カテゴリの記事
- 「Aシート」のさらなる増備は行わず(2023.01.28)
- 「まほろば」もうめきた乗り入れ(2023.02.01)
- 大阪を走る休日のみ1日2本のバスと「京とれいん」に乗る(2)(2023.01.13)
「東海・北陸私鉄」カテゴリの記事
- 大井川鐵道、1月23日から2月3日まで閑蔵-井川間を運休(2023.01.22)
- 気軽になまずを食べる(2022.12.29)
- あいの風とやま鉄道、4月1日に値上げ(2023.01.03)
- 大井川鐵道、12月16日に金谷-家山間で運転再開&SL復活(2022.12.11)
- 北陸エリアのフリー切符もスマホ限定に(2022.12.04)
「首都圏私鉄」カテゴリの記事
- 江ノ電、伝統の12分間隔を71年ぶりに崩す(2023.01.19)
- 東急新横浜線、相鉄新横浜線の開業は3月18日(2022.12.19)
- 東京都、都心と臨海部とを結ぶ地下鉄建設へ(2022.12.26)
Comments