九州新幹線のホーム無人化、新玉名以外にも
株式上場を行うJR九州。しかし、本業の鉄道事業は赤字で、コストの削減を迫られています。とはいえ、(バスでも十分賄える路線のくせに)廃止すると強い反対が出るローカル線の廃止には手を付けず、駅の無人化や車内販売の廃止などが主体となります。
新幹線駅も例外ではありません。さすがに駅を無人化することはありませんが、ホームからは駅員がいなくなります。当初は10月から新玉名でホームの無人化を行う予定でしたが、周辺自治体の反対があったため、実施を延期しています。2016年3月ごろに実施する予定です。JR九州は無人化への前段階として、10月からこれまで駅係員が行っていた業務のうち、ホームドアの開閉作業を車掌にさせています。JR九州の話によれば、この移行に伴って新たな問題は発生していないようです。
新玉名がホーム無人化の対象になったのは、利用者が少なく、ホームがほぼ直線で監視しやすいからです。そして、ホームの無人化は新玉名だけで終わるわけではありません。具体的な駅は決まっていませんが、ほかにも乗降客が少なく、安全確保がしやすい駅では、ホームの無人化を行う方針です。
(追記1)
2017年春からは、九州新幹線筑後船小屋、新大牟田でもホームから駅員がいなくなります。
(追記2)
2018年3月17日のダイヤ改正に合わせて、新八代と出水もホームが無人化されます。
(参考:産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/151031/rgn1510310038-n1.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJBY3620JBYTIPE006.html、熊本日日新聞ホームぺージ https://this.kiji.is/344999469483361377)
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