東京-新函館北斗間は最速4時間2分
2016年3月26日に開業する北海道新幹線。青函トンネルをくぐって新函館北斗まで行きます。
その北海道新幹線ですが、最速達列車の運転時分が発表されました。東京-新函館北斗間が4時間2分、新青森-新函館北斗間が1時間1分です。以前にも書いたとおり、最速達列車でも4時間をわずかではありますが超えてしまいます。安全性を最優先し、確実な定時運行を目指すためです。試験運行では新青森-新函館北斗間は57分台で走ることができ、東京-新函館北斗間のトータルでも3時間台で走ることはできるのですが、雪や雨、強風などの悪天候時には遅延が発生しやすくなり、ほかの列車にも影響を与える危険性が出てきます。そこで余裕を多めにとり、最速でも4時間台となったのです。3分短縮して3時間59分にできればよかったのですが、トラブル続きのJR北海道の状況を考えるとそういうのは難しかったのでしょう。新幹線の運転に習熟して次回の改正あたりで短縮されることを期待します。
最速の列車は東京を8時台に出る「はやぶさ」など、下りが2本、上りが1本。東京-新青森間を最速2時間59分で結ぶ便が、そのまま新函館北斗まで延伸されます。新青森で乗務員交代のため2分停車し、新青森から新函館北斗までを1時間1分で結びます。停車駅は現行の「はやぶさ」にならって、大宮、仙台、盛岡、新青森となります。
東北・北海道新幹線の停車駅、その他列車の運転時刻等については、決まり次第発表されることになります。ダイヤ改正時期は例年より半月ほど遅れますが、ダイヤの発表は例年通り、18日には発表する予定とのことです。ダイヤ改正発表の日が分かったことが今回の最大のニュースなのかもしれません。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2015/20151207.pdf、北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0209013.html、http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0209196.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASHD404PVHD3IIPE03F.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 広電の駅ビル乗り入れ、数か月遅れる?(2024.10.06)
「JR北海道」カテゴリの記事
- ローカル線の値上げが嫌なら、誰が赤字を負担するのか?(2024.10.05)
- 10月1日から室蘭が無人駅に(2024.09.03)
- 函館線余市-小樽間の代替バスは1日125本(2024.09.08)
- 日本最東端の東根室、廃止か?(2024.08.24)
Comments