新黒部-宇奈月温泉間、「往復割引きっぷ」を発売
以前、富山地鉄が路面電車を含めて全線1日間乗り放題の「鉄道線・市内電車1日フリーきっぷ」についての記事を書きましたが、そこでも紹介していた冬バージョンについての紹介から始めます。
この冬バージョンの「鉄道線・市内電車1日フリーきっぷ」は、12月1日から発売されました。有効期間は12月1日から3月31日までの間で、夏バージョンと同様、鉄道線・軌道線全線乗り放題です。値段はさらにお得になっていて、大人2000円、子供1000円です。特急自由席料金も含まれています。電鉄富山-宇奈月温泉間の片道運賃は1840円なので、これにあともう1回乗っただけで元が取れてしまいます。観光客の少ない冬季とはいえ、思い切った価格設定です。有人駅等で発売します。
また、12月1日から2016年3月31日までの間、指定された列車で行けば安い運賃で利用することができる、「ほっと♨うなづき号」。大人3000円、子供1500円(20人以上の団体ならば、大人2000円、子供1000円)で乗車できます(3日間有効、特急料金は別払い)。日帰りなら前述の「鉄道線・市内電車1日フリーきっぷ」のほうが得なので、こちらは宇奈月温泉での宿泊者向けです。指定される列車は平日が宇奈月温泉行き3本(うち特急2本)、電鉄富山行き2本(うち特急1本)です。休日は宇奈月温泉行き、電鉄富山行きともに3本(うち特急2本)です。一定の時間に集中しているのではなく、午前便も午後便もあります。往路では途中駅での下車はできませんが(降車すれば無効となります)、復路では往路より手前の駅で降りることができるようです。無人駅からの利用もでき、その場合は宇奈月温泉で精算することになります。
最後に紹介するのが、12月1日から発売を開始した、新黒部-宇奈月温泉間の「往復割引きっぷ」。北陸新幹線開業により東京方面からの宇奈月温泉への玄関口となった新黒部(新幹線の駅名は黒部宇奈月温泉)と宇奈月温泉を往復で利用するのに便利な切符です。値段は大人1100円、子供560円で(特急料金は別払い)、通常の往復運賃1260円に比べて若干安くなっています。有効期間は利用開始から5日間で、新黒部(案内員がいる、9時から17時半までの発売です)、宇奈月温泉で発売します。なお、この切符は、設定区間以外からの利用はできません。
(参考:富山地鉄ホームページ http://www.chitetsu.co.jp/?p=22923、http://www.chitetsu.co.jp/?p=22823、http://www.chitetsu.co.jp/?p=22719)
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