土讃線に新しい観光列車
香川県と高知県を結ぶ土讃線は、途中四国山地を通ります。昔にできた鉄道なので、川に沿って、急カーブとトンネルでクリアしていきます。
その土讃線にはトロッコ列車がすでに走っていますが(トロッコ列車の「大歩危秘境トロッコ」の運転区間を2015年春から琴平-大歩危間に変更し、「絶景!土讃線秘境トロッコ」としたところ、個人客の他に旅行会社による平日の貸切運行も増えました)、予讃線の「伊予灘ものがたり」に触発されたのか、土讃線にも観光列車を走られることになりました。既存のディーゼルカーを改造し、2017年春からの運行を目指します。
土讃線の観光列車の走行区間は多度津・琴平-大歩危間。主なサービスは琴平-大歩危間です。この区間が選ばれたのは、山と川の景観が美しい区間であるからです。ちなみに、「伊予灘ものがたり」は海をコンセプトに盛り込んだもので、それを除いた山と川が美しいところということで選ばれたようです。また、この観光列車は観光庁の認定する全国13の観光圏のうち、唯一隣接している観光圏である「にし阿波~剣山・吉野川観光圏(徳島県)」と「香川せとうちアート観光圏(香川県)」をつなぐ区間を走るものであり、観光列車を走らせることにより新たな観光需要が創出されることを期待しています。
観光列車にアテンダントが乗り込むことは決まっていますが、運行開始日、列車名称、停車駅、ダイヤ、使用車両、座席数、車両のデザイン等は未定です。列車内で提供するサービス、地域との連携施策については、JR四国本社に専任スタッフを置いて検討する方針です。
(参考:JR四国ホームページ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2015%2011%2030%2002.pdf)
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