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「はまなす」の最終運行は2016年3月21日

 北海道新幹線は2016年3月26日に開業しますが、その前日まで津軽海峡線の列車が運転されるわけではありません。現在、在来線仕様となっているものを、新幹線仕様に切り替える必要があるからです(「地上設備最終切替」といいます)。その切り替えの日は2016年3月22日。開業4日前の未明に行うのです。

 そして、2016年3月22日の未明に切り替えを行ってからは、以前にも書いたとおり、在来線旅客列車は運休します。新幹線が開業するまでの4日間、津軽海峡線列車は全く走らなくなるのです。この間、本州と北海道の間の移動は、フェリーか航空機に限られることになります。なお、江差線、津軽線の普通列車は運休しません。そして、参考にしたプレスリリースでは、貨物に関する記述がありません。物流が少ない元日ならともかく、そうでない時期に4日も止めるわけにはいかないでしょう。新幹線開業後と同じように、新幹線区間に対応した貨物列車が走ると考えられます。

 さて、津軽海峡線の在来線列車はいつまで走り続けるのでしょうか? 昼行の「スーパー白鳥」、「白鳥」については、2016年3月21日の最終列車まで通常通り運行されます。上りの最終はJR北海道の車両が使われる「スーパー白鳥98号」(新青森21:34着)ですが、このまま青森に居続けるわけにはいかないので、回送で函館に戻すと考えられます。

 昼行よりも気になるのが、夜行でしょう。これについても2016年3月分の運行計画が明らかになりました(2016年2月分まではこちらを見てください)。「はまなす」については、下りの最終運行日は2016年3月21日(青森発基準)です。青森22:18発札幌翌日6:07着です。上りの最終運行日は2016年3月20日(札幌駅基準)です。札幌22:00発青森翌日6:19着です(3月中も函館から時刻変更がなされます。この影響で新青森から接続する新幹線は通常の「はやぶさ4号」から「はやぶさ8号」に代わります)。「はまなす」は3月の間は最終運行日まで、毎日運休することなく走ります。なお、最終運行日は、上下とも全車指定席で運行されます。

 「カシオペア」については、下りの最終運行日は2016年3月19日(上野発基準)です。上野16:20発札幌翌日11:15着です。3月中は1日、4日、6日、8日、11日、13日、15日、17日、19日(上野発基準)に運行します。上りの最終運行日は2016年3月20日(札幌発基準)です。札幌16:12発上野翌日9:25着です。3月中は2日、5日、7日、9日、12日、14日、16日、18日、20日(札幌発基準)に運行します。上下とも週3~4回の運行です。

(追記1)
 「はまなす」の最終運行が全車指定席となったので、短距離の利用者が多い上りについては、札幌発東室蘭行きの臨時急行(所定では札幌22:04発、全車自由席)が運転されました。車両は「ニセコエクスプレス」が使われました。

(追記2)
 「スーパー白鳥」、「白鳥」が運休した3月22日から25日の間、新青森―青森間に「スーパー白鳥」、「白鳥」とほぼ同じダイヤで臨時列車が運転されました。485系6両編成のほか、701系3両編成も使われました。
(参考:JR北海道ホームページ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/151218-1.pdf、「編集長敬白」 http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2016/03/22/、「鉄道ファン」2016年6月号 交友社)

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