新幹線で新函館北斗に来ても、函館へはICカードは使えない
当分の間北海道新幹線の終点となる、新函館北斗。新函館北斗から函館市内への主なアクセスは、JR北海道の「はこだてライナー」です。
東北新幹線・北海道新幹線は「モバイルSuica」(会員数約370万人)が使えます。函館市内では、函館市企業局の市電と函館バスが、2017年3月にICカードを導入します。国交省は地方へのICカード導入を支援しており、函館市と函館バスはそれを利用して導入することにしました。市電30両、バス約250台(道南2市15町を走ります)で使えます。函館バスは新函館北斗と函館市内を結ぶ路線ができますから、「モバイルSuica」会員なら東京から函館市内までチケットレスで行くことができます。新幹線開業から少々遅れますが。
しかし、肝心の「はこだてライナー」では、ICカードを使うことはできません。JR北海道が函館-新函館北斗間に「Kitaca」を導入しないからです。函館、新函館北斗など中間4駅を含めて整備しなければならないからです。導入コストが高いとしてJR北海道は消極的です。ちなみに、「Kitaca」を札幌圏55駅に導入したときに要した費用は約40億円でした。
函館市や函館商工会議所などでつくる北海道新幹線新函館開業対策推進機構は、2015年11月にJR北海道に対して、函館-新函館北斗間へのICカード導入を要請しています。函館や五稜郭ならともかく、それ以外の駅についてはICカードリーダーを設置するというかたちでこの区間のICカード導入を進めたほうが良いでしょう。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0221954.html)
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