ANA羽田-富山、小松線は1日4往復に
北陸新幹線の影響でライバルの航空機の利用が減っているということは以前に書きましたが、ついに2016年3月27日からANAの羽田-富山、小松線が減便されることとなりました。現在1日6往復ずつだったのが4往復ずつになります。ただ、一部の便に中型機を導入し、羽田-小松線においては提供座席数は現状と同程度になります。
ANAの両路線の利用者は、新幹線の開業により4割減りました。航空機を小型に変えるなどのコスト削減も行いましたが、観光客に比べて単価の高いビジネス客が新幹線に流出し、割引を増やしたこともあり、収入ベースで考えると、羽田-富山線は6割減、羽田-小松線は5割減となりました。地元としては企業に航空機での利用を促していますが、どう考えても新幹線のほうが便利である以上、航空機の利用が振るわないのは当然のことです。地元が新幹線を引っ張ってきたのですから、航空機が減便になるということは甘受しないといけないでしょう。
なお、両方の路線とも、ANAとしては撤退を考えていないようです。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJ1H34G1J1HULFA003.html、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2016012102100008.html、http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2016012102100007.html、毎日jp http://mainichi.jp/articles/20160122/ddl/k17/020/248000c)
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