湖西線で防風柵を追加整備
関西と北陸を直結する重要な路線である、湖西線。「サンダーバード」が多数走っています。
ところが、この湖西線の欠点は風。琵琶湖の西側を走るため、強風による輸送被害が度々生じています。米原回りで運転されることもあり、その場合は所定の時刻より遅れます。
そこで、湖西線に防風柵を整備することが進んでいます。2008年12月には比良-近江舞子間の山側沿線、2012年2月には近江舞子-北小松間の山側沿線、合計4.2キロが整備されました。その後、2月初旬に志賀-比良間の山側沿線約2.5キロが完成します。
さらに防風柵の追加整備がなされます。和邇-志賀間の山側沿線約3.3キロ(2016年度中の完成予定)、近江中庄-永原間の山側沿線約3.4キロ(2017年度中の完成予定)、永原-近江塩津間の山側沿線約1.2キロ(2017年度中の完成予定)の3か所です。防風柵を整備すれば、強風規制値が緩和され、運転見合わせ時間が1/3以下になると見込まれています。整備費は北陸線に整備中の2か所を合わせ、6か所で約70億円を要します。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/12/page_8060.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/12/page_8062.html、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO95227270X11C15A2LDA000/)
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