和歌山に路面電車復活構想
ほかの国内の主要都市でもそうであったように、かつて和歌山にも路面電車が走っていました。1909年に営業を始め、和歌山と隣の海南の街を走っていました。1965年の最盛期には年間約2670万人を運びましたが、その後は急速なモータリゼーションで乗客が減少し、渋滞解消や国体開催に向けた都市計画などを理由に、1971年3月31日に全線廃止されました。廃止となった路面電車の車両は漁礁として海に沈められました。
ところがそれから40年が経った2011年に、和歌山にLRT導入を目指す市民団体ができました。和歌山県職員や大学教授ら7人が構想を練ったり、情報の発信をしたりしています。この市民団体が導入を目指しているLRTは、かつての市電とほぼ同じ経路をたどりますが、軌道は歩道の脇に敷くようにしています。
この動き、市役所の内部にも出てきました。2015年5月には尾花和歌山市長がLRT等の研究を行いたいという旨の発言をし、市役所の中に7課10人でつくる、次世代交通を研究するプロジェクトチームができました。今年度末までに報告書をまとめる予定です。
(参考:朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/ASHDS5QWLHDSPXLB00J.html?rm=580)
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