常磐線、2020年に福島第一原発付近も含めて全線運転再開か?
2016年2月現在、常磐線は竜田-原ノ町間、相馬-浜吉田間が運休したままとなっています。このうち、富岡-浪江間(20.8キロ)を除いては、復旧時期が決まっています。竜田-富岡間が2018年春に再開、浪江-小高間が2017年春に再開、小高-原ノ町間が2016年春に再開、相馬-浜吉田間が2016年12月末までに再開します。
そして、残る富岡-浪江間、以前に開通予定時期を発表するという話がありました。その後話はなく、消えてしまったかに思われましたが、政府内には2020年に運転再開させるという話が出ています。2月下旬にも示す試験除染の結果をもとに(JR東日本は2015年8月から12月にかけて、夜ノ森-双葉間で線量低減の効果を確認し、再開時期を見極めるための試験除染を行っていました。どうやら、試験除染で放射線量低減の効果があったようです)、東日本大震災から5年の3月までに、再開時期を発表する予定です。2020年という再開時期は、線路周辺の除染、損壊した鉄橋や線路の復旧に要する期間を考慮したものです。
この区間が運転再開すると、常磐線が全線で復旧することになります。旅客では1日数本特急が通るだけの亜幹線ですが、震災前までこの区間を通過する貨物列車は何本も走っていました。大きなインパクトを与えることでしょう。
(追記)
富岡町と行っていた富岡駅の移設協議が進んでいるため、竜田-富岡間の開通時期が2017年末に前倒しされる方向です。
(参考:福島民報ホームページ https://www.minpo.jp/news/detail/2016020628612、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160224_62026.html)
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