JR6社、可燃性液体完全持ち込み禁止にする方針
2015年6月に起きた、東海道新幹線の放火事件。男がポリタンク入りのガソリンをかぶって焼身自殺をし、巻き添えでほかの乗客1人も亡くなりました。
もともと、ガソリンや灯油のような可燃性液体は、列車に持ち込むことが鉄道営業法で禁じられていました。しかし、3キログラム以内なら、旅行中使用する少量のものとされ、例外的に持ち込むことができるようになっていました。しかしこの事件を受けて、JR6社は、可燃性液体を完全に持ち込み禁止にする方針です。北海道新幹線が開業する3月26日から変更するようです。
もっとも、いくら完全持ち込み禁止にしても、鉄道は航空機と違って、手荷物検査ができません。東海道新幹線のように車内に防犯カメラを置くなど、抑止力を高める方法で対応するしかないようです。
(追記)
JR旅客鉄道各社や大手私鉄など34の鉄道事業者は3月31日、4月28日からガソリンや灯油などの可燃性液体の車内への持ち込みを禁止することを発表しました。
ただし、可燃性液体であっても、酒類や化粧品類、ライターなど一般的に購入できる商品は2リットル以内か容器を含めて2キロ以内なら認めます。ヘアスプレーやカセットガスなどの高圧ガスも持ち込めるのは2リットル以内か容器を含めて2キロ以内とします。
もっとも、鉄道には航空機のような手荷物検査はありません。そのため、ルール違反が疑われる場合には乗務員や駅員が確認し、応じなければ乗車を認めないことにします。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/20160217-OYT1T50120.html、産経WEST http://www.sankei.com/west/news/160331/wst1603310084-n1.html)
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