JR北海道、北海道新幹線に車内誌を置かず
新幹線などに乗ると、各座席の前に鉄道会社の車内誌を置いていることがあります。観光に関する情報などが載っているものです。
東北新幹線では、JR東日本が自社の車内誌「トランヴェール」を置いています。北海道新幹線開業後は、自社のE5系のみならず、JR北海道のH5系にも置くことにします。乗客には原則として同じサービスを提供するためです。
しかし、JR北海道はこれまで特急列車などに置いている車内誌「THE JR Hokkaido」を北海道新幹線の車内に置かないことにしました。北海道新幹線に置いた場合、1編成の座席数が多いので、毎月約8万部の発行部数を約13万部まで増やす必要があり、出発前の積込みや持ち帰り分の補充のことを考えると多額の経費がかかることが想定できます(JR北海道は具体的な試算すらしていません)。JR北海道には厳しい話です。
北海道に行く新幹線で、北海道の魅力を伝える車内誌がないのは残念ですが、厳しい状況を考えるとやむを得ないでしょう。JR北海道はJR東日本に頼んで北海道のコーナーをつくってもらうようにしたほうがよさそうです。北海道新幹線の利用者が増えれば、新青森まではエリアであるJR東日本の収入増につながりますから。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0246469.html)
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