371系改造の富士急「富士山ビュー特急」は4月23日運行開始
富士急がJR東海から譲り受けた371系のうち3両を改造した「富士山ビュー特急」、その運行開始の日が決まりました。4月23日です。
「富士山ビュー特急」は平日2往復、休日3往復します。基本的には毎日運行しますが、月に1日程度、車両整備のため代替車両で運転します。停車駅は従来通り、都留文科大学前、富士山、富士急ハイランドです。特別車両の1号車は指定席(26席)、2、3号車は自由席となります。指定席は1か月前から予約を受け付けます。
特急料金は自由席が運賃のほかに400円(3月26日にダイヤ改正があり、特急料金等はそのときに値上げされます)、指定席(3月26日からこれまで座席定員制だった1号車は指定席となります)は特別車両となり、運賃、特急料金(400円)のほか、900円の特別車両料金がかかります。ゆったりとした懐かしいホテルのような空間でコーヒーや紅茶などのウェルカムドリンクサービスが付きます。休日のうち2往復は、「スイーツプラン」設定列車となります(1号車は「スイーツプラン」専用となります)。1号車で富士急ハイランドオフィシャルホテル「ハイランドリゾートホテル&スパ」のシェフパティシエによる特製スイーツの提供があります。値段は運賃や特急料金等も含まれて4000円です。なお、都留文科大学前発着の特急料金は200円、富士山-河口湖間の特急料金は0円です。特別車両は富士山-河口湖間のみの利用はできず、「スイーツプラン」を利用するときは、大月-富士山・富士急ハイランド・河口湖間を利用することになります。
ここで3月26日のダイヤ改正について簡単に触れておきますと、特急は「富士山ビュー特急」の運行開始を前提としたものになり(運行開始までは代替車両で運転)、一部特急列車の運転時間帯が変更になります。休日上りの「成田エクスプレス41号」の河口湖発車時刻が4分遅くなります(14:14発→14:18発)。終点成田空港到着は17:29で変わりません。観光電車の「富士登山電車」は下吉田での停車時間を延長することにより(ただし短い列車では3分しかありません)、駅ホームでの記念撮影や「下吉田駅ブルートレインテラス」の見学時間を確保します。平日も休日もほぼ同じ時間帯を走ることになります。
(追記)
「富士山ビュー特急」には全便、女性アテンダントが乗車します。
(参考:富士急ホームページ http://www.fujikyu-railway.jp/fujisan-view-express/、http://www.fujikyu-railway.jp/upload/file/02292016%E5%B9%B4%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E6%94%B9%E6%AD%A3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9(1).pdf、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2016/03/16/271634.html、産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/160406/lif1604060021-n1.html、「鉄道ジャーナル」2016年6月号 鉄道ジャーナル社)
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