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富山地鉄、電鉄黒部-宇奈月温泉間に特急「くろべ」

 富山地鉄は3月26日にダイヤ改正を行います。このダイヤ改正の目玉は、電鉄黒部-宇奈月温泉間のみ運行する特急、「くろべ」の新設。富山地鉄の特急は電鉄富山か立山を発着するものだけでしたが、今回のダイヤ改正で初めて登場することになります。

 この「くろべ」の狙いは、北陸新幹線で訪れる人。新幹線との接続を考慮したダイヤとなっています。従来から宇奈月温泉方面への特急はありましたが、午後発が主体でした。宇奈月温泉行の「くろべ」は昼までの便が多く、新幹線で宇奈月温泉や黒部峡谷を訪れる観光客の利便性を高めます。普通だと約25分かかっていた新黒部-宇奈月温泉間が、特急だとノンストップで最短16分です。全車自由席で平日に4本、休日に5本を運転します。途中停車駅は新黒部のみ、乗車するには従来通り運賃に加えて特急料金110円が必要です。

 このほか立山線においては、これまで季節列車の運行期間は7月20日から8月31日まででしたが、これを4月16日から11月30日までに拡大します。これも初めての試みで、新幹線開業後に春や秋にもアルペンルートを訪れている人が増えていることに対応するものです。路面電車でも増発がなされ、始発の繰り上げや最終の繰り下げがなされるとともに、環状線は休日の10~16時に3両編成で運行し(現行は2両編成)、約10分間隔で運転します。環状線の休日は10本増発されるのです。
(参考:富山地鉄ホームページ http://www.chitetsu.co.jp/?p=24030、Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160308-00047561-kitanihon-l16、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO98145710X00C16A3LB0000/)

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