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旧津山扇形機関庫は4月2日にリニューアルオープン

 かつて蒸気機関車が活躍していたころ、蒸気機関車を収容するための機関車庫が各地につくられました。蒸気機関車は基本的に反対向きに走ることは考えられていないため、向きを変えるための転車台が真ん中に置かれ、それを取り囲むように扇形の車庫がつくられました。電車の時代になってそれらの機関車庫は役目を終えましたが、一部は残っています。現存する扇形機関車庫は全国で14棟です。

 岡山県の津山にもそういう機関車庫がありました。1936年につくられた旧津山扇形機関車庫です。経産省の近代化産業遺産に指定されています。津山は津山線、姫新線、因美線が集まるところで、鉄道の要衝とされています。今でも岡山県山間部の主要都市となっています。ここにあった旧津山扇形機関車庫を博物館として有効的に活用することとし、公益社団法人津山市観光協会を運営主体に通年開館することにしました(これまでは年間40日程度、無料で一般公開してきました)。

 その博物館の名前は、「津山まなびの鉄道館」、「ノスタルジー」が運行を開始する4月2日にオープンします。開館時間は9時から16時、最終入館受付は閉館時刻の30分前です。毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)と12月29~31日が休館日です(4~6月の「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」期間中は毎日開館)。入館料金は高校生以上が300円、小学生、中学生が100円、乳幼児は無料です(30人以上の団体は2割引)。現金のみの対応です。なお、校外学習による団体申し込みの場合は無料です。アクセスは津山駅から徒歩10分、館内には駐車場もありますが、オープン直後の4月2日と3日は、混雑が予想されるため、駐車できません。

 収蔵される車両は、これまで旧津山扇形機関車庫に収蔵されているDE50-1(1両しかない希少な存在)など9両のほか、蒸気機関車のD51など4両を加え、13両となります。2014年4月に閉館した交通科学博物館から移設された車両もあります。ディーゼル機関車が主体ですが、キハ58などのディーゼルカーもあります。そのほか展示スペースなども再整備されています。津山の街並みや扇形機関車庫のあるジオラマもあります。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/10/page_7843.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/02/page_8326.html、乗りものニュース http://trafficnews.jp/post/45124/2/、産経WEST http://www.sankei.com/west/news/151031/wst1510310042-n1.html)

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