京葉線新習志野-海浜幕張間に新駅か?
京葉線新習志野-海浜幕張間(約3.4キロ)に新駅を設置するという話があります。新駅の候補地は、習志野市と千葉市の境界付近にあり、海側にはイオンモールや幕張新都心、幕張メッセがあるところです。幕張メッセで大型イベントがあると、最寄りの海浜幕張駅は非常に混雑します。千葉運転免許センターにも近いです。2019年度には1万人規模の若葉住宅団地の入居が段階的に始まり、2020年の東京オリンピック、パラリンピックの会場にもなっています。7競技が幕張で行われるのです。駅はイオンモール幕張新都心ファミリーモールの近くにつくる計画です。
ここに新駅を設置することについて地元自治体(千葉県企業庁、千葉市、習志野市)とイオンモール株式会社が協議する「幕張新都心拡大地区新駅設置調査会」の初会合が1月19日、千葉市美浜区の千葉県企業庁でありました。5月初旬までに測量や地質調査を行い、11月末までに駅舎規模、概算事業費のほか概算工費を盛り込んだ基本調査結果をまとめる方針です。なお、乗降者数予測や必要な駅通路の幅などについてはJR東日本に協力を依頼している段階です。
実はこの動き、過去にもありました。千葉県企業庁は25年前の1991年にJR東日本に駅設置を要請していたのです。JR東日本も駅舎用地の無償提供と、費用の地元負担を条件に了承し、設置へ進んでいましたが、景気の低迷により途中で止まってしまいました。今回も地元が費用を負担する請願駅としてつくられます。また、先ほども述べたように東京オリンピックやパラリンピックの会場への最寄り駅となることから、2020年に暫定的な状態で開業させるという考えもあるようです。
(追記1)
「幕張新都心拡大地区新駅設置調査会」が2017年1月31日に発表した調査結果によれば、新駅の建設には7年かかり、どう考えても東京オリンピックには間に合わないとのことです。
(追記2)
新駅のできるあたりは、上りが高架、下りが地上を走っています。そのため、上下線でホームの高さが異なることとなります。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJ1M43LZJ1MUDCB00R.html、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/160120/rgn1601200035-n1.html、日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB31H6X_R30C17A1L71000/、日経ケンプラッツ http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/knpnews/14/660651/00044/?n_cid=nbpncr_mled)
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