神戸市垂水区にタクシーを使ったコミュニティバス
神戸市垂水区の塩屋地域では、坂が多く、住民から路線バスの運行が要望されていますが、道路の幅が狭いため、設定が難しいのが現状です。そこで神戸市は、タクシーを使ったコミュニティバスを試験運行することにしました。実際に運行するのは山陽タクシー、2月1日から4月30日までの毎日運行します。都市部では珍しい試みです。
「しおかぜ」と名付けられたタクシーによるコミュニティバス、路線バスみたいに決められたダイヤに従い運行する路線型と事前に予約すると来てくれる予約型(乗合タクシー)の2種類があります。路線型は塩屋駅を発着する系統など6系統あります。タクシーなので定員は未就学児を含めて4人ですが、満員の場合は待機している車両が出ることになります。予約型はおおむね塩屋小学校、塩屋北小学校の校区内の発着に限られ、利用する2時間前に予約センターに電話が必要です。運行時間帯は7~20時です。運賃は路線型が1人300円(子供は200円)、予約型が1人500円です。神戸市敬老パス、福祉パス、「PiTaPa」、「ICOCA」などのICカードは使えませんが、専用の回数券が用意されています。
5月以降は利用率や採算性などのデータをもとに本格運行するかどうかを検討しますが、どうやら1便で3人以上の乗車があれば採算が取れるようです。
(参考:神戸市ホームページ http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2016/01/20160122161301.html、神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201601/0008765063.shtml、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASHDP7S03HDPPIHB04D.html)
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