道南いさりび鉄道、「ながまれ号」を運行
北海道新幹線開業とともに江差線が分離されて発足する道南いさりび鉄道ですが、以前にも書いたように観光用の車両が用意されます。北海道の補助事業を活用して、JR北海道から譲り受けるキハ40形2両を改装して、開業日の3月26日から運行を開始します(実は、そのうちの1両は5日にJR北海道の普通列車として使用されました)。3月26日は函館12:00発の上磯行きに合わせて出発式を行い、3往復運行します。
この観光用の車両、「ながまれ号」といいます。「ながまれ」とは道南地方の方言で、「ゆっくりして」、「のんびりして」の意味です。車両は濃紺をベースとしています。日没後の函館山のシルエット、津軽海峡にきらめく漁火、道南の街の灯、空には星が光っています。内装には道南杉を使用しています。
実はこの車両、通常は普通列車として運行します。観光団体列車として運行するときは(観光団体列車としての運行情報は決まり次第発表されます。5月下旬から10月までの週末に運行するようです。「道南いさりび食堂ながまれ号」(仮称)として函館を16時台に出て、木古内で約1時間の途中下車タイムがあり、20時ごろ函館に戻るようです。料金は8300~9800円です)、車内で食事を楽しむことができるようにテーブルやヘッドレストを設置した特別仕様とします。
(追記1)
この「ながまれ号」、観光列車の企画からサービス提供までを日本旅行が一括で担います。旅行会社が一括して請け負うのは珍しいケースです。
(追記2)
「ながまれ号」では行きは函館の洋菓子店がつくったスイーツ(「函館海鮮スイーツ丼」)、帰りは道の駅「みそぎの郷 きこない」にあるイタリア料理店が地元産食材を使ってつくったタイとヒラメのテリーヌを食べることができます。途中の茂辺地ではホームで海鮮バーベキューがふるまわれます。
(参考:道南いさりび鉄道ホームページ http://www.shr-isaribi.jp/wp-content/uploads/2016/02/NEWSRELEASE13.pdf、北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0243040.html、「鉄道ジャーナル」2016年4月号 鉄道ジャーナル社、毎日jp http://mainichi.jp/articles/20160318/k00/00m/040/076000c、産経フォト http://www.sankei.com/photo/daily/news/160316/dly1603160032-n1.html、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016051401001581.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20160515-OYTNT50012.html)
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