「宇和海」に自転車持ち込みサービス、予土線では混乗実験
以前、予讃線の特急「いしづち」で自転車を輪行袋に入れずに持ち込むことができるサービスを期間限定で行っていましたが、今度は「宇和海」でそのサービスを始めることになりました。「宇和海」の車内を改造し、自転車を収納することができるサイクルルームを新たにつくりました。自転車を解体したり折りたたまなくても列車に載せることができます。
3月26日から始めるこのサービスは、期間限定ではなく、繁忙期のお盆(8月10日~17日)、年末年始(12月28日~2017年1月4日)を除いて通年で行います。なお、お盆や年末年始以外でも利用の多い日には、このサービスを実施しないことがあります。
利用できる車両は、「宇和海」のうち14往復(休日の場合。平日は朝夕のラッシュ時に一部利用できない列車があります)。早朝から深夜に及び、1列車につき自転車2台まで利用できます。利用できる駅は松山と宇和島の2駅だけです。もっとも、事故や故障によってサイクルルームのない車両になった場合は、原則通り自転車を解体したり折りたたまなくてはなりません。利用するには「宇和海」の専用指定席特急券、「サイクル宇和海」を買う必要があります(愛媛県内のJR四国の「みどりの窓口」で発売します)。松山-宇和島間の通常の普通運賃、指定席特急料金で利用できます。
そして、宇和島から先の予土線において、3月26日から12月18日までの休日、自転車をそのまま持ち込むことができるサイクルトレインの混乗実験を行います。実施するのは上下合わせて5本で、通過列車のある北宇和島と若井を除くすべての駅で乗降できます。乗客の運賃以外に余分なお金は必要なく、事前予約もいりません。持ち込むことができるのは1列車につき5台までですが、それ以下でも混雑状況により断られることもあります。
(参考:JR四国ホームページ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2016%2002%2025%2002.pdf、http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2016%2003%2001.pdf)
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