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筑豊電鉄、3月12日からワンマン運転開始

 路面電車タイプの車両が走る筑豊電鉄はこれまで車掌も乗るツーマンで運行してきました。しかし、以前にも書いたとおり、筑豊電鉄の利用者は減っています。モータリゼーションの進展、少子化の影響、経済情勢の変化が原因で、2014年度の鉄道輸送人員は約475万人と1995年の約半分です。

 これまで筑豊電鉄は、安全確保のため鉄道施設を改修するとともに老朽化した2000形を取り替えています。経営努力も行ってきましたが、鉄道の利用者は減り続けているため、3月12日のダイヤ改正からワンマン運転を行うことにしました。

 ワンマン運転を行うのは、平日の朝夕を除く早朝、昼間、夜間と、休日は終日。5000形と3000形でワンマン運転を行い、置き換え予定の2000形では行いません。乗車するときは現行と同じく、5000形はすべての扉から乗ることができ、3000形は前から2番目、3番目の扉から乗ります。降車するときはワンマン運転の場合、運転台横の1番前の扉から降ります。ツーマンの場合は現行通り、前部扉、後部扉から降りることになります。

 筑豊電鉄はワンマン運転開始のために、車掌が不在でも不便にならないよう、バリアフリーに配慮した低床車両5000形を導入するとともに(3月1日からは2編成目の運行を開始しています。沿線3市の緑豊かな自然と明るい未来をイメージするライトグリーンです。今後も2016年度と2017年度に1編成ずつ追加します)、全国相互利用可能ICカードの「nimoca」を導入しました。また、運転士異常時列車停止装置、運転状況記録装置、車内カメラの設置など安全設備の設置・改修を実施し、安全確保上問題ないことを確認しました。今後も乗務員の教育や訓練を徹底するとのことです。
(参考:筑豊電気鉄道ホームページ http://www.chikutetsu.co.jp/data/topics/108_160210wanman.pdf、http://www.chikutetsu.co.jp/data/topics/109_160219chikutetsu5002.pdf)

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