伊豆に651系改造の観光列車、「IZU CRAILE」
以前、伊豆方面への観光列車のことを記事にしましたが、それが実現することとなりました。その名前は「IZU CRAILE」、「CRAILE」とは大人、成長したを意味するイタリア語の「Cresciuto」、列車の「train」、「~に適した」という意味がある接尾辞「ile」を組み合わせた造語で、「大人に適した列車」という意味が込められています。景色と食、お酒を楽しむクールでエレガントな大人のリゾート列車で、「伊豆に来てくれーる」という意味もあるようです。
車両は「スーパーひたち」などで使われた、651系を使用します。4両中、1号車、3号車、4号車は座席車(定員は98人の予定)、2号車はカウンターを備えたラウンジ車となります。車体は651系の真っ白なボディに、ピンクゴールドのラインで伊豆ゆかりの桜、海風、さざ波を描いています。
1号車と4号車は海側が青、山側が緑の配色となっています。1号車の海側は海を見ることができるように、海側に座席を並べています。山側は2人で向かい合わせに座るボックスシートです。4号車は回転式リクライニングシートとボックスシートになっています。3号車は海側に面したコンパートメントです。座席は夕陽をイメージしたオレンジです。2号車はバーカウンターとラウンジがあり、景色を眺めながらくつろぐことができます。通路のカーペットは桜の花びらが川面を流れる様子をイメージしたデザイン、天井は朝日に照らされた竹林が織りなす影をイメージしたデザインとなっています。
この「IZU CRAILE」、夏以降に小田原-伊豆急下田間で運転します(運転区間が中途半端な気もしますが、何か意図があるのでしょうか?)。全車グリーン車指定席の快速として休日を中心に1日1往復します。小田原11:40ごろ発伊豆急下田14:06ごろ着、伊豆急下田15:09ごろ発小田原17:12ごろ着の予定です。途中停車駅は熱海、伊東、伊豆高原、伊豆熱川、伊豆稲取、河津です。
(追記)
「IZU CRAILE」で普通の切符で乗ることができるのは定員52人の4号車のみで、1号車、3号車は食事がセットになった旅行商品として発売されます(4号車も旅行商品として発売されることがあります)。
(参考:マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2016/01/25/396/、鉄道新聞ホームページ http://tetsudo-shimbun.com/article/topic/entry-606.html、鉄道ホビダス http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2016/04/27/)
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