リニモの「manaca」サービス開始、あおなみ線、ガイドウェイバスでの全国交通系ICカード使用開始は3月12日
名古屋近郊の鉄道のICカードについて、まとめて書きます。まずは藤が丘と八草を結ぶリニモから。
リニモは藤が丘で接続する名古屋市地下鉄が「manaca」を導入したのちも、自動改札機を更新する体力がなかったからか、わざわざ「リニモカード」という独自のプリペイドカードをつくっていましたが、以前にも記事にした通り、ついにこの3月12日から「manaca」を導入することになりました。「manaca」を利用した場合は、利用金額及び利用回数に応じて、最大14%のマイレージポイントがたまります。なお、「リニモカード」の発売は3月11日で終わり、5月末で自動改札機の利用や自動券売機での購入等が一切できなくなります。3月12日から当分の間は手数料なしで払い戻しに応じます。普通回数券も3月11日で発売終了となりますが、こちらは3か月の有効期間内なら問題なく使えます。
そして、リニモの「manaca」導入に伴い、3月12日から市バス、地下鉄とリニモのIC連絡定期券を発売します。地下鉄とリニモの組み合わせ(藤が丘駅で乗り換え)のほか、地下鉄とリニモの組み合わせ(藤が丘駅で乗り換え)に市バスを加えたものも発売します。市バスも加えたものは名古屋市交通局のみでの発売です。市バスとリニモの連絡定期券は発売しませんが、それぞれの定期券を1枚の「manaca」に搭載することはできます。もちろん、市バスの定期は名古屋市交通局で、リニモの定期はリニモで買わないといけません。発売額は名古屋市交通局とリニモの合算で、連絡定期にしたからと言って安くなるわけではありません。
さて、これまで「manaca」以外は「Suica」と「TOICA」しか使えなかったあおなみ線とガイドウェイバスですが、両社とも3月12日から「PASMO」、「ICOCA」など全国交通系ICカードが使えるようになります。あおなみ線の全国交通系ICカード対応可能の話については以前に書きましたが、どうやら早くなったようです。特にあおなみ線は「リニア・鉄道館」のような集客施設がありますから、遠方の利用者にとっては便利な話です。
(参考:愛知高速交通ホームページ http://www.linimo.jp/oshirase/280129manacaopen1.pdf、名古屋市交通局ホームページ http://www.kotsu.city.nagoya.jp/info/2007/009256.html、あおなみ線ホームページ http://www.aonamiline.co.jp/pc/pdf/zenkoku.pdf、ガイドウェイバスホームページ http://guideway.co.jp/news/20160129.pdf)
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