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宇都宮LRTは2019年12月開業予定

 1月22日のことですが、宇都宮のLRT計画について、宇都宮ライトレール、宇都宮市、芳賀町の3者は、地方公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく軌道運送高度化事業の実施計画認定を申請しました。

 今回3者が申請したのは、宇都宮市宮みらい(宇都宮駅東口)-芳賀町下高根沢間(14.6キロ)の軌道の整備及び運営で、宇都宮市及び芳賀町が軌道を整備し、宇都宮ライトレールは両市町から施設を借り入れて電車を運行します。この実施計画が認定されると、軌道法に基づく軌道事業の特許を受けたものとみなされます。7月に着工し、開業は2019年12月の予定です。

 収支計画の上では、毎年度人口が0.5%減少、人件費が0.3%上昇、物価が0.2%上昇するとしています。2020年には単年度黒字、2027年には累積赤字も解消し、開業開始30年目の2048年には営業収益12.2億円、費用便益比は1.12と見込んでいます。需要予測についてはこれまで0としていた休日の通勤通学者を入れて、休日の利用者数を5648人としました。宇都宮ライトレールには停留場19か所、車両基地1か所、変電所4か所、追越施設2か所を整備します。車両はバリアフリーの超低床式17編成を用意します。最高速度は時速40キロですが、将来的には併用軌道の区間は時速50キロ、専用軌道は時速70キロを目指します。概算工事費は458億円です。バスなどと乗り換えられるトランジットセンターやICカードの導入も考えています。

 話は変わりまして、LRTは最終的には宇都宮駅の東口からJRを越えて、西側に出ます。それではどうやってJRを越えるかと言えば、宇都宮駅の北側を回るようです。3月4日の宇都宮市議会一般質問での佐藤宇都宮市長の発言によれば、宇都宮の東に延びる鬼怒通りから宇都宮駅東口手前で北上し、宇都宮市営駅東口第1自転車駐車場付近で西向きに曲がり、駅ビルパセオ北側付近の2階を横断します。西側については宇都宮市営駅西中央駐車場付近で南に曲がり、駅前広場から大通りに出るとのことです。西口の停留所は2階部分にでき、大通りを進む間に地上に降りていきます。
(参考:レスポンスホームページ http://response.jp/article/2016/01/25/268437.html、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/160120/rgn1601200036-n1.html、産経新聞ホームページhttps://www.sankei.com/politics/news/201127/plt2011270034-n1.html、下野新聞ホームページ http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20160305/2255329)

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