原ノ町に5年間停まったままの「スーパーひたち」
常磐線は東日本大震災の津波や原発事故の影響で、東日本大震災から5年経った今も一部区間は不通のままです。原ノ町-相馬間(約20キロ)は運転を再開していますが、どことも接続していない離れ小島の区間です。
その離れ小島の区間の南端、原ノ町には「スーパーひたち」の651系(4両編成)が停まったままとなっています。1月にこの地を訪れたときに目にしたのですが、真っ白い車両は汚れ、ところどころさびています。
この停まったままの651系、本来は震災当日の15:09、上野に向けて出発する「スーパーひたち50号」だったのです。しかし出発の20分ほど前に起きた大震災によって出発できなくなり、そのままの状態で置かれ続けたのです。
5年が経ちました。「スーパーひたち」はなくなり、常磐線の特急は長距離のものが「ひたち」、短距離のものが「ときわ」に再編されました。車両もE657系が導入され、651系は高崎線方面に転用されました。さすがに5年も適切なメンテナンスがなされていないのに使い続けるのは難しく、JR東日本は3月中旬からこの原ノ町に停まったままの651系の撤去を行うようです。
(追記)
3月14日から、原ノ町に停まったままとなっていた651系と415系の撤去作業を始めました。郡山総合車両センターに運ばれて解体される予定です。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJ333RSTJ33UQIP00B.html、http://www.asahi.com/articles/ASJ3J7HX4J3JUQIP03G.html)
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