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大垣市、子育て世帯のバスを無料に

 大垣市はこの6月から、就学前児童とともに大垣市内を移動する子育て世代の運賃を無料とします。子育て世代の経済的負担を軽減するとともに、バス利用による外出を促進するのが目的です。10月に大垣駅南口の再開発ビルに開設される、大垣市の新しい子育て支援センターへのアクセスのために実施するものです。

 大垣市には市バスがなく、名阪近鉄バスを使います。無料で使うには、利用券を手に入れる必要があります(2016年度は150枚まで子育て支援センターなどで申請することができます)。利用券は事前に就学前児童のいる大垣市内の世帯に配布されます。名阪近鉄バスは大垣の中心部と上石津地域、墨俣地域を結ぶ路線など全26路線、54系統があり、最高運賃は1180円です。使用する利用券の枚数は一緒に乗車する人数によって異なります。

 大垣市によればこのようなバス運賃の無料化は、岐阜県では初めてのようで、全国的にも珍しいようです。東京都や京都市などでもあるようですが、市営バスやコミュニティバスによるもので、民営バスでは例がないようです。また、子供ではなく保護者の運賃が無料になるのは珍しいです。名阪近鉄バスへの損失補てん等のため、2016年度当初予算案に100万円を計上しています。
(参考:岐阜新聞ホームページ https://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20160223/201602230901_26771.shtml、大垣市ホームページ http://www.city.ogaki.lg.jp/cmsfiles/contents/0000026/26031/160222bus.pdf)

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