西鉄高速バス、夜行の福岡-延岡・宮崎線を開設
ここでは、4月22日に開設された西鉄高速バス福岡-延岡・宮崎線について述べるとともに、熊本地震に伴う福岡から九州南部方面へのバスの動きについても述べます。
福岡と宮崎を結ぶ夜行バスは改廃を繰り返していますが、4月22日から経由地に延岡を加えて運行することになりました。東九州道を活用したルート(福岡と延岡、宮崎との間を東九州道で結ぶのは初めてのことです)で、金曜、土曜、日曜、祝日、祝前日のみの運行です。なお、当分の間は大分道湯布院インターチェンジ-別府インターチェンジ間が通行止めのため、一般道に迂回します(この措置は、ほかの大分道経由の高速バスについても同じです)。
停留所は福岡側が西鉄天神高速バスターミナル、博多バスターミナル、福岡空港国際線(福岡行きのみ)、高速基山、宮崎側が延岡バスセンター、佐土原駅前、宮崎駅、宮交シティです。ダイヤは西鉄天神高速バスターミナル23:00発延岡バスセンター5:16着宮交シティ7:30着と、宮交シティ22:20発延岡バスセンター0:40発西鉄天神高速バスターミナル6:50着です。福岡側、宮崎側のみの利用はできません。
運賃は昼行の「ごかせ号」、「フェニックス号」とは別体系となっています。福岡側(高速基山を除きます)-延岡バスセンター間は大人片道6470円、福岡側(高速基山を除きます)-佐土原駅前、宮崎市内間は大人片道6630円です。高速基山-延岡バスセンター間を除き、往復割引の設定もあります。また、「ごかせ号」、「フェニックス号」の往復券、窓口で発売された回数券を持っている人は、「夜行差額券」を購入することで乗車することができます。延岡バスセンターまでが1500円、佐土原駅前、宮崎市内までが2000円です。「SUNQパス」を持っている人も同様で、「夜行差額券」の購入が必要です。
ここからは、熊本地震に伴う福岡から九州南部方面へのバスの動きについて述べていきます。福岡-宮崎間の「フェニックス号」は、4月22日から、大分道、東九州道経由の特別設定ダイヤで1日10往復します。大分道、東九州道経由のため、久留米インターチェンジ、八代インターチェンジ、人吉インターチェンジ、都城北など経由しない停留所があります。所要時間は片道約6時間40分の予定です。運賃は通常と同じく、福岡-宮崎間大人片道4630円です。すでに九州道経由の「フェニックス号」を予約している人も改めて予約をする必要があります。九州道経由の「フェニックス号」については手数料なしで払い戻しします。
福岡-延岡間の「ごかせ号」は、4月22日から、大分道、東九州道経由の特別設定ダイヤで1日2往復します。大分道、東九州道経由のため、久留米インターチェンジ、高千穂バスセンターなど経由しない停留所があります。所要時間は片道約5時間の予定です。運賃は通常と同じく、福岡-延岡間大人片道4970円です。すでに九州道経由の「ごかせ号」を予約している人も改めて予約をする必要があります。九州道経由の「ごかせ号」については手数料なしで払い戻しします。
福岡-鹿児島間の「桜島号」については、4月22日から夜行便のみ運行を再開します。九州道を通りますが、通行止めの区間(植木インターチェンジ-八代インターチェンジ間)は一般道に迂回します。停留所は従来通りで、所要時間、運賃ともに通常通りの約6時間30分、福岡-鹿児島間大人片道5450円です。
そして、4月21日から運行を再開した福岡-熊本間ですが、25日からは植木インターチェンジ-益城熊本空港インターチェンジ間も一般道ではなく高速道路をそのまま走ります(西合志、武蔵ヶ丘は停車しないままです)。本数は28往復に増えます。所要時間は約2時間30分で、運賃は通常と同じく、福岡-熊本交通センター間大人片道2060円です。
(追記)
27日からはこれまで運休していた福岡―鹿児島間の「桜島号」昼行便の運行を再開しました。通行止めとなっている一部の区間を除いて、九州道を走ります。28日からは福岡-宮崎間の「フェニックス号」、福岡-延岡間の「ごかせ号」も通行止めとなっている一部の区間を除いて、九州道を経由します。それぞれ本数は通常より少ないままです。
4月中に九州道が全線開通した場合、5月1日からは福岡-延岡間の「ごかせ号」、福岡―鹿児島間の「桜島号」については通常ダイヤにて運行します。福岡-宮崎間の「フェニックス号」も5月9日からは通常ダイヤにて運行します。
(参考:西鉄ホームページ http://www.nishitetsu.co.jp/release/2015/Information/15_i_183.pdf、http://www.nishitetsu.co.jp/release/2016/Information/16_i_014.pdf、http://www.nishitetsu.co.jp/release/2016/Information/16_i_016.pdf、http://www.nishitetsu.co.jp/release/2016/Information/16_i_018.pdf、http://www.nishitetsu.co.jp/release/2016/Information/16_i_022.pdf)
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