交通政策審議会答申案には24の路線プロジェクト
今後の東京圏の鉄道の整備方針を決める、交通政策審議会。その答申案が明らかになりました。
答申案に載った路線プロジェクトは24。この24の路線プロジェクトは、2種類に分けられます。ひとつは、国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト、もうひとつは地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資するプロジェクトです。前者には(1)都心直結線の新設 (2)羽田空港アクセス線の新設及び京葉線・りんかい線相互直通化 (3)新空港線の新設 (4)京急空港線羽田空港国内線ターミナル駅引上線の新設 (5)常磐新線の延伸 (6)都心部・臨海地域地下鉄構想の新設及び同構想と常磐新線延伸の一体整備 (7)東京8号線の延伸 (8)都心部・品川地下鉄構想の新設 が入ります。後者には、(9)東西交通大宮ルートの新設 (10)埼玉高速鉄道線の延伸 (11)東京12号線の延伸 (12)多摩都市モノレールの延伸 (13)東京8号線の延伸 (14)東京11号線の延伸 (15)総武線・京葉線接続新線の新設 (16)京葉線の中央線方面延伸及び中央線の複々線化 (17)京王線の複々線化 (18)区部周辺部環状公共交通の新設 (19)東海道貨物支線貨客併用化及び川崎アプローチ線の新設 (20)小田急小田原線の複々線化及び小田急多摩線の延伸 (21)東急田園都市線の複々線化 (22)横浜3号線の延伸 (23)横浜環状鉄道の新設 (24)いずみ野線の延伸 が入ります。
さて、今回の答申案ですが、前回(2000年)のときのようにランク付けがなされていません。前回の答申では、A1とされたものは大半が開業しているのに対して、A2やBのものはほとんど開業していません。ランク付けで優先度合いが簡単にわかったのですが、今回はそのランク付けがありません。見た目には、関係者に傷つけないように、どこも平等に取り上げています。ところが答申案をよく見れば、何が優先度の高いプロジェクトなのか、かなりの読解力を要しますが、わかるようになっているようです。
(参考:国交省ホームページ http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/tetsudo01_sg_000253.html)
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