肥薩線の観光特急は「かわせみ やませみ」
2017年春に鹿児島線、肥薩線の熊本-人吉間で新たな観光列車を走らせるということは以前の記事で紹介しましたが、その詳細が明らかになりました。
JR九州で11番目となるこの観光列車の名前は、「かわせみ やませみ」。特急です。かわせみもやませみも自然豊かな渓流に生息する小鳥で、運行区間(熊本-人吉間)の球磨川流域に生息しています。かわせみは漢字で書くと「翡翠」と書きますが、それは球磨川の輝く水面の色をイメージさせると言われています。「かわせみ やませみ」の名前は球磨川沿線の自然や人吉の町並みの美しさを表しているとのことです。「かわせみ やませみ」は1日3往復程度運転します。運転時刻や停車駅などについてはまだ決まっていません。
車両はディーゼルカーの2両編成、定員は70人程度で、テーブルのついた座席などを配置します。2両のうち1両が青色の「かわせみ」、もう1両が緑色の「やませみ」です。プレスリリースにあるイラストによれば、キハ47を改造するものと思われます。車両のコンセプトは球磨川を飛び回る「かわせみ やませみ」をイメージしていてます。運行区間は「いさぶろう・しんぺい」が走るいわゆる「山線」ではなく、球磨川に沿ういわゆる「川線」の区間です。ですから、デザインも「川線」をイメージするものになるようです。当然ながらデザインするのは水戸岡鋭治氏です。
最後になりましたが、14日からの地震で被害にあわれた方に対して、お悔みとお見舞いを申し上げます。
(追記)
「かわせみ やませみ」には軽食を提供するビュッフェ、地元特産品を販売するサービスカウンター、球磨川の流れを眺めることのできる展望スペースがあります。
(参考:JR九州ホームページ http://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/803/kawasekiyamasemi.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2016/11/10/161109kawasemiyamasemi.pdf、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJ4F54G2J4FTLVB00N.html)
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