「カシオペア」、6月以降に上野-札幌間片道タイプを運転
3月19日の上野発、3月20日の札幌発で定期的な運行を終えた「カシオペア」、以前の記事で6月以降にツアー形式で北海道に行くことについては紹介しましたが、その内容が一部明らかになりました。
6月と7月は、2種類の列車を運行します。上野から東北地方及び北海道を周遊し上野まで戻る3泊4日のクルーズ列車「カシオペアクルーズ」(価格は20~40万円になるようです)と、上野-札幌間の寝台と食堂車等の食事サービスなどを合わせた「カシオペア紀行」です(ツアー内容は企画・実施する旅行会社により異なります)。第1土曜日からの4日間は「カシオペアクルーズ」として運行し、それ以外の週末については土曜日に札幌行き、日曜日に上野行きを運行します。途中、青函トンネルを通りますが、そこはJR貨物から機関車を借ります。函館以北も、DD51が廃車になるため、JR貨物から新型の機関車を借ります。運転はJR北海道の運転士が行います。
8月以降はまだ詳細が決まっていませんが、東日本エリア内を周遊するクルーズ列車や夜行寝台列車として運行します。一部期間については北海道エリアにも行くようです(逆に言えば、貨物の需要が多い秋などは北海道に行かないということです)。北海道に行くのは2017年3月までで、それ以降は「TRAIN SUITE 四季島」が北海道に行くことになります。
これらはすべて旅行会社のツアー専用臨時列車として運行するため、「みどりの窓口」では購入できません。旅行会社等で購入します。4月下旬以降に発売予定です。ツアーのうち、「カシオペア紀行」は定期的に運行していたときの「カシオペア」をほうふつとさせます。値段も少し背伸びすれば乗ることができる、リーズナブルなものを期待します。「ななつ星in九州」レベルでは最初からあきらめてしまいます。
(追記1)
「カシオペア紀行」のダイヤは上野16:20ごろ発札幌11:15ごろ着、札幌16:38ごろ発上野11:52ごろ着です。このうちびゅうトラベルサービスが実施する6月11日上野発、6月12日札幌発の片道プラン(上野・大宮→札幌または札幌→大宮・上野)は、夕食の弁当と朝食の軽食を含めて、69800円です(「カシオペアツイン」2人1室利用、ちなみに3月末までの臨時特急時代は食事代抜きで35230円でした)。追加料金を払えば、食堂車で食事ができたり、1人で乗車できたりします。
(追記2)
6月7日に東北線を走行したときは、EF510がないため、EF81を使用しました。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160403.pdf、http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160407.pdf、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ06HIJ_W6A400C1TI5000/、産経フォト http://www.sankei.com/photo/daily/news/160406/dly1604060031-n1.html、乗りものニュース http://trafficnews.jp/post/50580/、北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0266523.html、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2016/06/07/463/、東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/122988?page=2)
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