北海道新幹線、札幌駅ホーム案はどれも不可?
北海道新幹線の最終的な終着駅は札幌駅になることは決まっていますが、その札幌駅のどこに新幹線のホームを置くかはいろいろな案が出ています。
ところがJR北海道は、3つの札幌駅ホーム案についていずれも、実現は困難との検討結果をまとめました。2015年秋から外部のコンサルティング業者に委託し、在来線への影響や工費、工期などを試算していたのです。3つの札幌駅ホーム案とは、(1)1、2番線を新幹線用に転用し、駅北側に在来線ホームを1線増設 (2)(1)に加えて、駅北側に在来線ホームを2線増設 (3)駅南側に0番線を増設し、0、1番線を新幹線に転用、駅北側に在来線ホームを1線増設 です。(1)の場合は在来線への影響が大きく(特急8本を含む93本が入りません)、(2)の場合は駅の拡張に大きな費用がかかり(また、特急4本を含む75本が入りません)、(3)の場合は在来線への影響は小さいものの1、2番線のスペースが狭くなるため安全性や利便性に問題が出ること が問題点として挙げられています。また、札幌駅を大改造すれば在来線の本数を維持できるようですが、列車を運行しながらの工事となるため、2030年度の開業には間に合いません。以前にあった地下案については、巨額の費用がかかると考えられているため、検討もされませんでした。
今後、建設主体の鉄道・運輸機構は、JR北海道の検討結果や、北海道、札幌市の意向を踏まえながら建設計画を具体化させます。札幌市は今後人口が減るので、在来線ホームが減っても何とかなるとしています。北海道の中心都市、札幌で人口がすぐに減るとは考えにくいですが、札幌駅に長時間停車する列車を減らすなど、ダイヤの見直しはいるでしょう。
(参考:北海道新聞ホームページ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0262563.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/CMTW1604280100004.html)
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